2008年03月01日
【幸福度】という価値観
世間一般に、
【受験のための受験力=学力】という価値観があります。
教育を語るとき、この「学力」というワードが
出てこないことはないほどに一般化しています。
その受験力は何のため?
子どものため?
親のため?
よい会社にはいるため?
よい大学にはいるため?
ねぇ~どうして?どうして?
最近お気に入りのフレーズ。
”エジソンの母”の影響ですね。(^。^)
OECD調査で「学力低下」を話題にするなら、
ユニセフ調査の「子どもの幸福度」にも注目しよう。
ユニセフから発表されたOECD加盟国でおこなった
「子どもの生活の質」に関する調査項目の一部、
子どもの「幸福度」に関する調査で、
「孤独を感じる(I feel lonely)」と答えた日本の15歳の割合
:29.8%(対象国平均=7.4%、オランダ=2.9%)
1位のオランダのざっと10倍以上のスコア。
「何を持って幸福とするのか?」
「数値化できるものなのか?」ということも含めて、
別に不安をあおるつもりはありませんが、
大きな問題提起の数字であることは間違いありません。
【受験のための受験力=学力】と引き替えに
何か大きなものを失ってはいないでしょうか?
国の経済力の指標として使用される
GDP/GNP(国民総生産/国内総生産)という数字。
経済的には豊かではないブータンは、
GNH(国民総幸福度)という価値観を生み出しました。
どの調査かは定かではありませんが、
昨年の国際調査「国民の幸福度」で、日本は178ヶ国中90位。
「物質的に豊かだが、希望のない国」と言われる日本。
数字はともかく、大人も子どももおおむね幸福度は低いようです。
【受験のための受験力=学力】から【子どもの幸福度】へ
そろそろ教育の価値観もシフトしませんか?
Posted by しょうちゃん at 00:25│Comments(0)
│学校教育